一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

反面教師と努力する大人

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410日火曜日 暖かい。

 

下の親知らずを抜くと顔が腫れると聞いていたが、全く腫れないし、痛みもない。もらった痛み止めも飲んでいない。それよりも娘の風邪が心配だ。鼻水と目やにが止まらない。

 

夜中の3時半に泣き声がしたのですぐに抱きかかえた。それから6時までずっと抱っこしていた。ベッドに置くと泣き出すからだ。その間にゆっくりと目と鼻の周りを濡らしたガーゼで拭いて、保湿クリームを塗ってあげた。代われるものなら代わってあげたい。

 

6時になりミルクを作ってあげた。7時に飲ませるために冷まさないといけないからだ。7時に目覚めたのでミルクをあげると瞬く間に飲み干した。それからシロップ状の飲み薬をあげるとこれもすぐに飲み干した。8時に眠りについてくれた。それから11時までおれも眠った。11時に娘が起きたので、嫁を起こして病院の予約だけしてもらった。嫁は熱が下がり少しだけましになっているみたいだった。16時半に病院に連れて行った。病院に行く前に嫁は起きてきて、お薬手帳を出してくれた。おれが風邪をひいている時、16時半までベッドの上にいようもんなら何を言われるかわからない、と思いはしたが、すぐにベビーカーの中の娘に目をやり笑顔で「早くよくなろうね」と話しかけて、頭を切り替えた。娘の顔は試合後のボクサーのようになっている。とてもかわいそうだ。代われるもんなら代わってあげたい。そう考えて、風邪はうつせばよくなると聞くので、娘の口に顔を近ずけるもなかなかうつってはくれない。と言うか、うつせばよくなるって、タイミングの問題だろ。

 

娘は一体どんな人間になるのだろうか?嫁に似るのだろうか?自分の思い通りにいかないことがあると怒りだすような、そんな人にはなって欲しくない。そして、そういう人だということをよく知りもしないで結婚相手を選んでしまうような人にもなって欲しくない。だけれども、そんな我々二人の手で育てるのだから、似てしまうのだろう。いや、反面教師。と言う言葉もある。かと言って娘に向かって「お父さんとお母さんのことは反面教師として見るように」と言うのは違う気がする。だから娘が自力でそういう風に思ってくれることを祈る。さみしいことなのだけれど、仕方ない。

 

これからは少しでも娘にとって学びの多い大人になれるように努力しようと思う。夫婦揃ってそうなりたい、と言いたいところだが、こんなこと嫁に言えるのだろうか?言えない。