一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

夜の銀座に行った件

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先日、山中さんと打ち合わせに参加して終わったら定時を過ぎていて、そのまま山中さんに呑みに誘われた。山中さんは別の部署の先輩だ。山中さんとはこれまでに何度か会話をしたことはあるが、取り立てて仲が良いとかそんなことはなかったので、おれは誘われた瞬間ぽかんとしてしまい、間ができてしまった。すると山中さんは「草野も誘ってさ」と言ってくれた。草野さんはおれが会社の中で一番頻度多く呑みに行っている人だ。時田さんと呑みに行く時は大体草野さんもいる。

 

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1軒目を引き上げる時点で23時を回っていた。帰ろうかと思ったら、山中さんが「おれ出すからさ、もう1軒行こうよ」と。

 

2軒目は銀座のクラブというかキャバクラというかだった。おれにはこの2つの差さえわからないのだが。

 

そこで2時間。今までも何度かこういうお店には来たことがあるが、これまでで最も多くの女の子たちが入れ替わり立ち替わりやって来た。多分それは山中さんが女の子たちに自由にお酒を注文させていたからだと思う。

 

2時間が経ち時計の針は1時を回っていた。山中さんがカードで会計を済ませてくれた。帰り際にママのような女性が山中さんにお土産を持たせていた。多分山中さんは上客なのだろう。

 

店を出てすぐに山中さんはタクシーに乗り込もうとしたが、草野さんとおれの方を振り返って、1万円札を渡してくれた。「気をつけて帰ってね。次は奢ってもらうから」と笑ってタクシーに乗り込んだ。草野さんと2人で山中さんのタクシーが見えなくなるまで手を振った。「銀座だから多分30万は超えてると思うよ」とキャバクラスペシャリストの草野さんが言った。

 

山中さんにお礼を言いたい。本当にありがとうございました。でもそれと同時にもう誘わないでください。とも伝えたい。おれなんかを誘うのは勿体無い。

 

草野さんとタクシーに乗り、30分くらい走った所で草野さんが降りた。おれの家まであと少し。おれはメーターが気になって気になって仕方なかった。そしてメーターが10,270円を表示してから間も無く「ここで大丈夫です」と運転手さんに告げてタクシーを降りた。

 

家までは徒歩20分。もしあのまま乗り続けていたら、いくらになっていたのだろうか?11,000円くらいか?おれみたいな人間にはああいうお店の良さや楽しさは一生掛かってもわからないと思う。可能性があるとすれば、突然多額のお金が転がり込んできて。。。取らぬ狸の皮算用。お疲れ様です。

 

それにしてもああいうお店が軒を連ねているということは、好きな人は一定数いるんだろう。

 

みんなお金持ちだな、どこからそのお金が湧いてくるのか、それが一番知りたい。今度山中さんが呑みに誘ってくれたなら、お金がどこから湧いてくるのかを聞きたいと思う。まともに答えてくれる気はしないが。

(執筆時間52分)