一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

10年着続けているトレーナーの話

Ads by Google

27日水曜日 晴れ。今日も少しだけ暖かい。朝早起きできなかった。6時前に一旦目が覚めたのだけれど、うとうとして次に目を開けたら7時になっていた。明日はすっと起きて、シャワーを浴びて、7時半にタリーズに着くように家を出ようと思う。

 

寒くなってから、おれは寝間着としてトレーナーを着ている。前面にタズマニアン・デビルのイラストがプリントされた白のトレーナー。今から10年前にデニーロから貰ったトレーナーだ。

 

10年着続けているせいで、袖はよれよれどころではない。脇のところにはもう穴が空いてしまい、図らずも通気性がよくなってしまっているほどだ。

 

デニーロも寒い日の夜はこのトレーナーを着ていた。そしてデニーロと別れるその日にデニーロがおれにこのトレーナーをくれた。多分おれが「そのトレーナー良いね」って何度も言っていたからそれを覚えてくれていたんだと思う。

 

このトレーナーは大切だ。

 

だけれども、一度だけ廃棄寸前までいったことがある。今から3年ほど前のことだったと思う。秋の終わりの少し肌寒くなり始めた日のことだった。

 

シャワーを浴びてタンスを開けてこのトレーナーを探していたのだけれど見当たらない。タンスから色んなものを引っ張り出していたので、嫁が何を探しているのかと尋ねてきた。

 

おれ「タズマニアンデビルのトレーナー」

嫁「ああ、捨てたよ」

おれ「え?」

嫁「もうボロボロだったから捨てた」

おれ「え?何で?あれは捨てたらだめだよ!」

 

おれは突発的に大きな声を出していた。それに一瞬怯んだ表情を見せた嫁だが、次の瞬間にはその顔は怒りに満ち溢れていた。

 

嫁「は?あんなボロいのもう着れないでしょ。新しいの買いなよ」

おれ「あれは友だちにもらったやつなんだから捨てたらだめなんだよ」

嫁「え?そうなの。そんな話聞いたことなかったけど」

おれ「いつ捨てたの?」

嫁「昨日か今日か、ビニール袋に入れてゴミ置き場に出したよ」

 

おれはゴミ置き場まで行った。走るようなことはなかった。とりあえず玄関を出て煙草に火を着けて、なくなっていないことを祈りながらゴミ捨て場まで歩いた。

 

ゴミ置き場に着いて、スマホでボックスの中を照らすと、ビニール袋越しにタズマニアンデビルと目があった。

 

おれは部屋に戻ってトレーナーをすぐに洗濯機に入れて回した。それからゆっくりと嫁にデニーロとのことを初めて話した。だけれど、嫁はその話に全く興味がなかったみたいだった。

 

これじゃあ話してたところで多分覚えてなかったんだろうから、今日大声をあげておいてよかったなと思った。これで多分もう二度と間違えて捨てられることはないだろうと思った。

 

デニーロとの話はこれからもブログで書いていきたいと思う。

 

f:id:devushow:20180207231309j:plain

 

 

電車で目の前の席が空いたので座ろうとしたら、少し離れたところからおばあさんが歩いて来ていたので、座らずに席を譲った。一日一善。第100善。ごちそうさまでした。

 

今朝の体重77.1kg

朝 5個入り100円クリームパン、カフェラテ

昼 おにぎり一つ(無塩)

夜 ごはん、味噌汁、サラダ、鶏胸肉のコンソメピカタ

f:id:devushow:20180207231327j:plain

 

一日三膳。ごちそうさまでした。

 

 

スターを頂けたなら歌います。ブックマークを頂けたなら踊ります。読者になって頂けたなら脱ぎます。おれの自己紹介