一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

帰省3日目 小さな町

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323日金曜日 晴れ。暖かい。

 

午前中は家でゆっくりした。娘を外に連れ出し、大自然を味あわせてあげようとしたが、太陽の光が眩しいようで、目を開けていられなさそうだったので、木陰に行き、小川に行き、すぐに家の中に戻った。嫁は母親に車で近くの温泉まで送ってもらい、久しぶりに娘から離れてゆっくりとした時間を送ったようだった。

 

その後帰省するといつも行くご飯屋さんで食事をした。マシンガントークのおばさんに恐れおののく娘。おばさんがマスクをしてくれていたのは、幼い娘への気遣いなのだろうか?

 

おれは弟と小学校の体育館に行き久しぶりに卓球をした。中学の同級生と先輩もいた。二人とも地元で働いている。先輩は、昼間に嫁が行った温泉で受付の仕事をしていると言うことが、卓球を終えて家に帰ってから判明した。

 

この町の小ささに嫌気がさして中学の時に町を出ようと決意したのだけれど、今となっては、この小ささに魅力を感じずにはいられない。

 

町民全員知り合い。個人情報の保護なんて言葉はこの地には存在しない。日本経済新聞を取っている世帯は、うちと町長さんちとかっちゃんちの3軒だけだと新聞屋のおっちゃんが中学生のおれに教えてくれた。

 

なぜおっちゃんはそのことをおれに教えてくれたのか、今でも理由はわからない。