夢の中に置き忘れた財布
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昨晩変な夢を見た。初めて訪れた学校のトイレに財布を忘れた。財布を探して行ったはずのトイレに行ってみたのだけれど、そこに財布はなかった。そこでおれは学校という建築物がどの階も同じ作りになっていることに初めて気がついた。
そして同時におれはそれが夢だと認識できた。そして「夢の中に置き忘れた財布は、回収するのが大変だぞ」と思い、目が覚めた。
娘があーうーと言いながら、顔を両手の甲でこすっていた。おれは娘の顔が荒れないように、娘の両手に手袋をはめて、そしてオムツを替えてあげた。
娘はおれの腕の中で目をつむったまま、足をバタバタとさせていた。
おれがそっとベッドの上におろしてあげると、生後二ヶ月の娘が、いきなりベッドの上で立ち上がり、おれの方に向かってヨタヨタと歩き始めた。「二ヶ月なのにもう歩くのか?」と思い、そんなはずがないことにすぐに気がついた。
今度は本当に目が覚めて、娘の方を見ると、あーうーと言いながら、やっぱり顔を両手の甲でこすっていたので、夢の中と同じように、手袋をはめ、オムツを替えてあげた。そしたら、唇を尖らせてあーうーと言った。これは、ご飯が欲しい時にする顔だ。
おれは眠っている嫁をそっと起こして「ご飯あげて」と言った。嫁が目をこすっているのを見て、おれは無意識の内に手袋を探してしまった。が、必要ない。
ベッドの縁に嫁が座って授乳している間、おれはベッドに横になって、娘の足が冷えないように手で握っていた。授乳が15分くらいして終わり、娘がまた眠りに着いたのを見届けて、顔を洗って歯を磨いて、久しぶりに早く家を出ることができた。なので今日の朝食は久しぶりに、牛丼屋に行った。そして今ドトールでこれを書いている。やはり、こうして日記を書くというのは楽しい作業だ。
昨日、晩ご飯を食べた後にいつも通り爪楊枝でシーハーした後、おれはすぐに立ち上がり、爪楊枝をゴミ箱に捨てた。恥ずかしながら今までは、使った爪楊枝をテーブルの上に置きっぱなしにしていることがあり、その度嫁に「汚いからやめて」と言われていた。
だけど、娘が生まれてから、自発的にゴミ箱に捨てるようになった。娘はまだハイハイもできないけれど、そのうちハイハイをし出した時に、万が一爪楊枝が床に転がりでもしていたら危ないと思うから、おれは爪楊枝をすぐにゴミ箱に捨てるようになった。
おれは娘が生まれて変わったようだ。
そう思った次の瞬間に「変わらない部分も持ち続けなければな」と反射的に思ってしまうおれは、何かの病気なのだろうか?
とりあえず、今日も早く帰って娘を寝かしつけた後、昨晩の夢の中に忘れた財布を取りに行けたら良いなと思う。とその前に、実際に財布を落とさないように気をつけようと思う。
10月25日水曜日 雨。給料日。
家に溜まっていたビニール傘を1本会社に寄付した。一日一善。第84善。ごちそうさまでした。寄付か廃棄か。これは善意に基づく寄付である。
今朝の体重76.2kg
朝 塩鯖お新香朝食、ロイヤルミルクティー
昼 中華弁当
夜 なし
一日三膳。ならず。二膳。ごちそうさまでした。
(執筆時間37分)
スターを頂けたなら歌います。ブックマークを頂けたなら踊ります。読者になって頂けたなら脱ぎます。おれの自己紹介