一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

結局、おれは

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110日水曜日 晴れ。今日も鼻水が止まらない。昨日より悪化している。家で眠っていたいが、やはり娘にうつったらと思うと、足は会社に向かう。

 

なんだか喉も少しだけ違和感がある。明日は一日中飴を舐めながら過ごそう。本当は違うものが舐めたいのだけれど、体調がよくないせいで、そんな気持ちも薄れている。そう言えば、ピンク色の看板のこと、忘れてたな。

 

おれの会社のエレベーターは階数を指定するボタンが右側にしかついていない。

 

今日知らないビルのエスカレーターに乗ろうとしたら、ミニスカの女の子と、白パンの女の子がキャピキャピ会話しながら乗り込んで行った。彼女たちは右側に立った。おれは左側に寄りつつも右側にある階数指定のボタンを、ミニスカの女の子のお腹のわずか10cm前くらいにあるボタンを押した。

 

5階」

 

そして、おれは彼女たちの後ろに立つと変態だと思われてしまうかもしれないと思い、左側の入り口ギリギリのところに立った。すると目の前に階数指定のボタンが。

 

そう、そのエレベーターには階数指定のボタンが左右両側に設置されていたのだ。

 

ミニスカの女の子からは土曜日の朝のもぎたての青森りんごのような爽やかな匂いがした。白パンの女の子からはパリのカフェで食べた、クレームブリュレのような、柔らかく甘美な匂いがした。

おれは二人に挟まれて、そのままエレベーターで昇天したいと願ったが、二人はあっけなく、3階で降りてしまった。

 

 

 

会社の給湯室の電気がつきっぱなしになっていたので消した。一日一善。第95善。ごちそうさまでした。電気の門番と化している今日この頃。

 

今朝の体重77.7kg

朝 カフェでハムサラダサンド

昼 贅の極みらしいけど、鼻が詰まっててあまり味がしなかった。残念。

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夜 昼に続き味がしなかった。早く治したい、と思い、ご飯をお代わりしようと意気込んだが、無理だった。

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一日三膳。ごちそうさまでした。

 

 

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