一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

名前の持つ、力

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111日木曜日 晴れ。

 

5時前に娘の泣き声で目が覚めた。すぐに抱きあげてあげた。泣き止んだのは束の間、また泣き始めた。嫁を静かに起こして授乳をお願いした。

 

鼻が詰まっていたので、眠る気にはなれずそのまま洗面所に行き、鼻をかみコーヒーを入れて飲んだ。娘の誕生に伴い手に入れたポットは実に便利だ。こたつのスイッチを入れて、しばらく何も考えずにゆっくりとコーヒーを飲んだが、味は一つもしなかった。2日前に買ったチョコパイを食べて、薬を飲んだ。それからまた10分程度ぼんやりとした。そしてもう一度洗面所に行き、鼻をかみ、歯磨きをした。歯磨き粉の味がかすかにした。

 

薄暗い部屋の中で、枕の下に奥沢先生の名前を書いた紙を敷いて眠った日のことを思い出した。

 

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10歳のおれは、その名前を紙に書いて、眺めた。なんだかそれを眺めているだけでドキドキした。そして夜眠る時に、その紙を枕の下に入れて眠った。枕の下に好きな人の名前を書いた紙を敷いて眠るとその人の夢を見ることができると言う言い伝えをおれが知ったのはその何年も後のことだ。

 

奥沢先生とは18歳の時に再会した。奥沢先生の運転するMOVEに乗り、バッティングセンターに行き、カラオケに行った。カラオケボックスの中での出来事と匂いは今もおれの心の中に存在し続けている。

 

奥沢先生は産休に入った宮崎先生の代わりに来た臨時の先生だった。宮崎先生が戻ってくると言う時期に、松田先生と広永先生がおれにそれぞれ別の機会にこのようなことを言った。「奥沢先生がいなくなるのは寂しいと思うけど、宮崎先生を元気に迎えてあげてね」

 

10歳と言うのは、大人が想像している程、子どもではない。とおれはその時に思った。

 

 

 今日もまた給湯室つきっぱなしの電気を消した。

一日一善。第96善。ごちそうさまでした。

 

 

今朝の体重77.7kg

朝 クロックムッシュ、カフェラテ

昼 カップ麺、おにぎり

夜 帰って少しチーズを食べる

 

一日三膳。ごちそうさまでした。

 

 

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