一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

便意、そして

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おれは毎朝ドトールでこれを書いている。

 

7時の開店に合わせて6:57に店の前に並ぶ。大体はモーニングセットを食べて、煙草を一本吸って、7:15くらいから書き始める。

 

そして、大体8:00くらいになると、大便意を催す。9時の始業まで1時間ある。本来なら8:45まではドトールにいたい。でも大便意がおれを店から追い出そうとして来る。

 

もちろんドトールにトイレはある。しかも掃除がきちんとされていて、綺麗だ。だけれども、おれはそのトイレを使いたくない。なんだか落ち着かないから。

 

そこでおれは仕方なく、店を出て、出社する。これは今、会社で書いている。今日、おれは大便意に負けた。ほとんどの日は、大便意に打ち勝ち、ドトールにい続けられるのだが、今日はどうにもならなかった。

 

おれは毎朝、大便意と格闘している。

 

これは体に良くないと思い、早起きをして大便意を催す時間をずらせないものか、などと試行錯誤したが、結局はダメだった。毎朝大体8時前後に大便意はやってくる。

 

便秘でないだけ良いのだろうけども、どうかあと45分だけ遅れてやってきてください。と思うのだが、そうは便意が卸さない。

 

大便意で思い出した。

学生だった時分におれは友だちの彼女の家にお邪魔していた。その時彼女は家にいなかった。友だちとスーパーファミコンのぷよぷよをして遊んでいると、突然大便意を催してしまった。

 

おれは仕方なく、近くのコンビニで用を足そうと思い、友だちに最寄りのコンビニを聞いたが、徒歩15分、駅のすぐ近くまで行かないとない。と言うことだった。

 

そして、致し方なく、彼女の家のトイレを借りることにした。そして便器に腰をかけて顔を上げた瞬間にポスターが目に入った。

 

そのポスターは当時おれが仲良くしていた、麻衣ちゃんの家のトイレにあるポスターと全く同じものだった。それでおれは落ち着いて用を足すことができた。

 

それから1時間ほどが経過して、トイレの脱臭も十分に済んだだろう頃に友だちの彼女が帰ってきた。

 

おれは、初めまして、お邪魔してます。と言うと、彼女も、初めまして、ゆりです。と言って笑顔を見せてくれた。

 

それからゆりちゃんは晩ご飯に焼きそばを作ってくれた。おれの分も。それでおれも手伝おうとキッチンのところに行って、冷蔵庫を見て驚いた。

 

麻衣ちゃんの家の冷蔵庫に貼ってあるのと同じ、SLYのステッカーが貼られてあった。

 

同じポスターに同じステッカー。こんな偶然があるのだろうか?おれは黙ってキッチンから退散して、友だちと再びぷよぷよに興じた。

 

おれはその日、麻衣ちゃんの家を訪ねて、もう一度麻衣ちゃんの家のポスターとステッカーを確認してみた。

 

麻衣ちゃん「突然来るなんて珍しいね」

おれ「うん。トイレと冷蔵庫を見たくなったんだよ」

麻衣ちゃん「なにそれ?私に会いに来たんじゃないの?」

 

麻衣ちゃんのかわいい反応に満足しながらおれはポスターとステッカーを確認した。やっぱりおんなじだった。おれは麻衣ちゃんにポスターを買った経緯とステッカーを貰った経緯をベッドの中で教えてもらった。

 

でもそれがどんな経緯だったのか、全く覚えていない。

 

記憶は時間が経てばどんどん消えていく。

便意は時間が経てばどんどんはっきりとしてくる。

 

そんなことを会社のデスクで考えているおれは、幸せだと思う。

 

 

922日金曜日 曇り時々雨。

 

今朝の体重75.5kg

朝 牛丼ミニ、味噌汁

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昼 ジャンバラヤおむすび、チーズカレーまん

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夜 同僚と飲み会

 

一日三膳。ごちそうさまでした。今週は朝牛丼を連発してしまった。来週はいつも通りドトールのモーニングにしよう。

(執筆時間38分)

 

 

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