一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

紗雪ちゃんに包み込まれた夜

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215日木曜日 曇り。

4時半に目が覚めた。眠れる気がしなかったので、そのまま起きた。ブドウジュースを飲みながら電子タバコを吸い、AbemaTVで麻雀チャンネルを観た。10分ほどだらだらと過ごし、靴を磨いた。3足ある革靴をまとめて全部磨いた。1時間弱かかったが、朝からとても気分が良くなった。

 

家を出ようとしたら娘が起きた。オムツを替えてあげて縦に抱っこしてから顔面の匂いを思いきり嗅いでから、嫁に授乳をお願いして家を出てきた。そして久しぶりに朝早くのタリーズに来ることができた。

 

来る途中電車で少し眠ってしまった。マスクの中に垂れた唾液で目が覚めたのだけれど、一瞬帰宅しているのか出勤しているのかわからなくなった。出勤していることに気がつき、少しだけ残念に思ったけれど、文章を書ける時間が存分にあることに気がついて、大いに嬉しく思った。

 

今日も書きたいことを書いていく。

 

昨日取締役に呼ばれて、真っ当なことを言われた。真っ当なことをドヤ顔で言われると、おれは少しだけ腹が立つ。もし5年前だったら、おれは従わなかったかもしれないが、今はその5年後だ。特に反論もせず、そうですね。と言い従うことにした。従ってみてわかったのだけれど、楽だ。それに多分取締役からしたおれの評価も上がったはずだ。要するに、良いことづくめだった。これからはどんどん長いものには巻かれていこうと思う。

 

だけれども、そうやすやすと巻かれて良いものなのだろうかと、おれは考えてしまう。長いものに巻かれるのではなく、長いものを包み込んであげよう。おれはこう結論付けた。

 

会社組織において、上司に向かって反論したり、従わなかったりするというのは、結局のところ、その上司と同じ目線にいるということになってしまう。それはなんだか、気分が悪い。彼らより自分の方が優れている、と思っているのであれば、同じ目線にいてはだめだ。俯瞰して見てあげないと。だからおれは、彼らを包み込んであげようと思う。

 

包み込むという言葉で思い出した。

おれは今まで一度だけ、女の子に包み込まれたことがある。それは抽象的なことではなく、物理的な意味でだ。とここまで書いてみて、以前にも書いたことがあるような気がしてきたが、まあ良い。もう一度書いてみようと思う。

 

渋谷駅から少し離れた場所で、予定の時間の5分前に集合場所に着いたおれたちは女の子たちを探していた。幹事の斉藤が言った。

 

斉藤「あ、あれだ」

藤井「ちょっと待って、一人だけ規格が違う子がいない?」

加藤「ほんとだ。大きいね」

藤井「じゃあ、今日はあの子の担当よろしくね」

おれ「うん」

 

おれは知っている。みんなの持っている物差しと、おれの持っている物差しは、少しだけ違うという事を。

 

一次会が終わり二次会に向かう途中で、紗雪ちゃんが「消えよう」と言ってきた。”消える”という言葉におれは一瞬恐怖を覚えてしまったが、気を取り直して「とりあえず二次会に行ってからにしようと」と言った。紗雪ちゃんは笑顔で頷いてくれた。

 

そして二次会が終わり、全員で解散になる時に、紗雪ちゃんがみんなの前でおれの腕を掴みながら言った「今日は二人で帰るね、みんな気をつけてね」そしておれは紗雪ちゃんに持ち帰られてしまった。しかもおれが一人で暮らす家にだ。家に帰るまでの道程は、駅から遠回りして、裏路地をわざと複雑に歩いて、家の場所が簡単に紗雪ちゃんにわからないように歩いた。

 

当時おれは無印良品で買ったベッドマットレスを使っていた。ねじ込み式の高さ20cm弱くらいの足をつけていたのだけれど、紗雪ちゃんからの提案で、二人でその足を外すことにした。その共同作業はとても楽しかった。紗雪ちゃんが枕元の側の足を2本外し、おれは足元側の足を2本外した。

 

紗雪ちゃんがシャワーを浴びたいと言ったのでバスタオルを出してあげた。そして紗雪ちゃんがシャワーを浴びている間に、家の中にあった一番大きなサイズのトレーナーをタンスの中から引っ張り出して扉の前に置いてあげた。トレーナーは白色だった。

シャワーから出てきた紗雪ちゃんを見て、おれはすぐにミシュランのキャラクターを思い出した。でもそのキャラクターの名前がわからずに、少しもやもやとした気分になってしまった。

 

おれもシャワーを浴びてから、二人で足を外したベッドに入った。そこでおれは紗雪ちゃんに物理的に包み込まれた。女の子は奥が深いと常日頃思っていたのだけれど、その晩おれはその事を身を以て再認識することになった。

 

 

エレベーターに乗り込んだら、昨日とは違うマダムがおれに行き先の階を聞いてくれた。被一日一善。第2善。ごちそうさまでした。その数時間後にエレベーターに乗ると後から配送業者さんが乗ってきたので、行き先を聞いてあげた。一日一善。第107善。ごちそうさまでした。

 

昨晩の体重77.2kg

朝 6100円のチョコチップパン

昼 家から持参した白米おにぎりと、コンビニ納豆巻き寿司

夜 ごはん、チゲスープ

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デザート ロールケーキ

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一日三膳。ごちそうさまでした。

 

 

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