一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

彩香ちゃんとサイゼリヤのハンバーグと

Ads by Google

3月1日木曜日 風が強い。雷で雲が光っている。おれの苦手な天気だ。そして少しだけ暖かい。

 

おれにはかわいい女の子の友だちが多い。”かわいい”というのも、”多い”というのも、主観の話で、誰にも文句を言われることはない。そんなおれのFacebookに、おれのかわいい女の子の友だちとは少し違うタイプの”かわいい”女の子の写真が表示され、「知り合いかも」と書かれている。

 

こういうタイプの”かわいい”女の子が、おれの知り合いにいるはずはないのだけれど、「知り合いかも」と投げかけられると、「知り合いかも」しれないなと思う。が、きっと知り合いではない。

 

一体誰が、何の目的で、おれとこのかわいい女の子を繋げようとしているのだろうか?さっぱりわからない。そして、それよりもさっぱりわからないのが「誰にもバレずに出会える!」というアプリに「いいね」を押しているやつ。その「いいね」バレてるけども。それは気にしないのか?

 

そして未だおれに承認されない、義父の友だち申請。

 

そう言えば昨日嫁が、義父の変化について打ち明けてきた。

嫁「この前実家に帰ってたとき、お父さんが多分初めてなんだけど、私とお母さんにケーキを買ってきたの」
おれ「何でだろうね?なんかあったのかな?」
嫁「こんなことは今まで本当に一度もなかったんだけど、多分孫ができて、何か心境の変化があったんじゃないかな?」

 

おれはその会話を昨日はスルーしてしまったのだけれど、今考えると、色んな意味で気になる。だけれども、やはりまだ、義父の友だち申請を承認しようとは思わない。それとこれとは別の話だ。

 

 

今日も書きたいことを書いていく。おれが書きたいことのほとんどは、かわいい女の子との出来事だ。過去の出来事だ。おれは過去の出来事に思いを馳せながら生きている。月夜に照らされる彼女たちの体の輪郭を思い出しながら、生きている。過去の出来事にとどめずに、現在進行形でいけたらな、とも思わなくもないが、そういうことをするには、おれにはあまりに経済的な余裕がない。おれはそのことをやはり、過去の女の子から教えてもらった。「お金がないのに、こういうことをしちゃだめだよ」優しく教えてくれる彩香ちゃんの顔を見ながら、おれはひどく納得した。

 

仕事をしていると、メッセージの通知がスマホの画面にポップされる。このメッセージアプリは彩香ちゃんとしか使っていない。だからこの通知=彩香ちゃんからの連絡なのだ。あのポップほど、心踊るポップをおれは、あの時以来見たことがない。

 

彩香ちゃん「今晩会いたいんだけど」

 

彩香ちゃんに返信を打たずに、既読にすらせずに、おれは15分ほど、その嬉しさに浸る。そして満を持して返信をする。

 

おれ「20時に駅で待ち合わせよう」

 

それから大体いつもサイゼリヤに二人で行って、たばこを吸いながら、泊まるホテルを二人でスマホで検索する。ハンバーグの隣にある、ポテト。時間が経って油を吸ったガビガビのフライドポテトを席を立つ直前に食べるのがおれは好きだった。それからホテルに入る”直前のコンビニ”。二人でお菓子や甘いもの、100円のパックジュースを買うのが楽しくて仕方がなかった。

 

今でもおれはサイゼリヤのハンバーグを食べると、彩香ちゃんのことを思い出して、血液が下半身に集まっていくのをひしひしと感じることができる。いや、嘘だ、ハンバーグなんか食べなくても、サイゼリヤのあの緑と赤の看板を見るだけで、体内の血液の流れるスピードが変化するのを感じ取ることができる。

 

もうなんだか、女の子のこと以外書きたくなくなってきたな。これからはもう一日一善なんてやめて、一日一人っていうタイトルに変更したいくらいだ。


昨晩の体重77.7kg
朝 6個100円クリームパン
昼 小諸そばでかつ丼温うどんセット
夜 なし

一日三膳。ごちそうさまでした。


スターを頂けたなら歌います。ブックマークを頂けたなら踊ります。読者になって頂けたなら脱ぎます。おれの自己紹介