一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

友里恵の下着について

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週末、Macのアダプタを会社に忘れたことに気がつき、書きたいことがあったのに、残り4%の電池残量を見ながら書く気にはなれなかった。

 

それに、スマートフォンの通信量も上限を突破してしまい、大好きな美人時計の女の子達に会おうにも、外出先では一切会えないという苦境に立たされてしまった。

 

昨日会社でMacのアダプタを回収して今は電池満タンで書いている。だがスマートフォンの通信量に関しては、残り5日我慢して来月になるのを待つか、1,000円払って1GB買うか、の選択を迫られている。おれは車の運転をしないけど、多分ガソリンが残り少ない時の気持ちはこんな感じなのだろうかと想像する。

 

 

このブログは一日一善と三膳。というタイトルだ。がしかし、最近善行を行う機会がめっぽう減っている。おれは将来、一日一善を通して人間国宝に認定されることを企んでいるのだが。このペースでは認定される気がしない。

 

昨日のブログで、松葉杖をついている人に、電車で席を譲ったが、それが善行なのかどうなのかわからない、と書いた。善行というより、当たり前のことなんじゃないかと思ったからだ。

 

そんなことを考えながら、帰り道を歩いていた。すると50m前方に、車のヘッドライトに照らされて、人間同士が掴みあっている輪郭が見えた。面倒に巻き込まれるのはごめんだと思い、道を渡って反対側を歩こうかとも思ったが、怖いもの見たさからなのか、ただ横断歩道が青になるのを待つのが面倒だったのか、そのまま直進した。

 

5mまで近づいた時に、一方が若者で、もう一方がおじいさんであることがわかった。そして掴みあっているのではなく、若者がおじいさんを支えていることがわかった。そして二人の足元にはそれぞれの自転車が無造作に倒れていた。おれはイヤホンを外して「大丈夫ですか?」と二人に対して声をかけた。

 

若者がおれの目を見て「酔っ払ってて歩けないんです」と。それを聞いたおじいさんが間髪入れずに「だいじょーぶだかあ。それより君はらんなの?」と、舌を口のあちこちにぶつけながら何とか声に出した。そしてなぜか笑顔だった。

 

若者がおれを見る。そしておれも若者を見る。彼の目は暗闇でもはっきりとわかるくらい凛々しく、澄んでいた。

 

「家はこの近くなんですか?」とおれはおじいさんに尋ねた。「ああ、すぐそおのスーパーのうられ」。「誰か迎えに来てくれる人はいますか?」「携帯貸してくんない?」「どうぞ」と渡そうとすると、若者が「警察呼んだ方が良いですかね?」と。するとおじいさんはまたも間髪入れずに「警察はだめ」と。ここだけは、はっきりと発音した。

 

「家も近くみたいだし、運んであげようか。おれが二人の自転車持つから支えてあげてもらっても良い?」とおれは若者に伝えた。「はい」と彼は頼もしく返事をしてくれた。そしてスーパーの方に向かって、おれたちは三人で歩いた。

 

おじいさんは彼にしつこく聞いた「あなたは何なんら?ボランティアか?こんな時間に」と。彼は「通りかかっただけです」と答えていた。会話の中で彼があの一流大学の学生だと言うことが判明した。

 

そんな話をしていると、おじいさんが「もうここで大丈夫ら」と、突然空き地の前で言い出した。「すぐそこが知り合いなんだ」と、居酒屋の方を指差しながら言った。

 

おれは二人の自転車を空き地に停めた。

 

おじいさんは「ありがろう。ご馳走するから食べていってよ」と言いながら笑っていた。彼は「さっき食べたばかりなんで、大丈夫です」と真面目に答えていた。

 

おれはおじいさんに名前を聞いた。「ああ、たらか」と、逆によくそんな発音できるなと思いながらおれは居酒屋の扉を開けた。お客さんは男性と女性が二人カウンターに座っているだけだった。扉の正面がカウンターになっていて、その中にいた大将に声をかけた。

 

「ごめんください。あの、田中さんってご存知ですか?」

大将は怪訝そうな表情を浮かべなら、首を傾げた。おれが開いた扉の方に目をやると、キョンシーのポーズで扉の前を高速で通りすぎる田中さんとそれを追いかける彼の姿が見えた。

 

大将が「ああ」と言った。本当に知り合いだったんだと安心した。「だいぶ酔ってるみたいで」と大将に伝えた。大将はカウンターを出て来てくれた。「田中さん。だめだよ。ほらとりあえず水飲んで」と。そして大将は田中さんを支えてくれた。

 

おれと彼は田中さんを大将に任せたが、田中さんが「一緒にご飯らべようよ」と言うと、大将がおれと彼に向かって「大丈夫だから。ありがとう」と。田中さんは「二人はおれを保護してくれたんらよ、一杯らけ」とお猪口を手に持つ仕草を見せると今度は彼が「まだお酒飲めないんで」と。そして続けて大将が「あんまりしつこいと迷惑だから、ね。ほら座って水飲もう」と。

 

「じゃあすいませんが、よろしくお願いします。田中さんの自転車そこに停めてるんで」とおれは大将に告げてお店の扉を閉めた。

 

おれと彼は自転車の方まで行き、おれが彼に「じゃあ」と告げると、彼は「ありがとうございました!」と。こちらこそありがとう。

 

 

 

おれは家までの道のりで、色々なことを考えた。

 

・あの大学の学生か。それにしても、酔っ払って道端で潰れてるおじいさんに声をかけるなんて。彼の目が、凛々しく澄んでいるのも納得だな。

・いつか大将の店に一人で行ってみようかな。

・もし家で娘が待ってなかったら、最後まで田中さんに付き合ってたな。

・おれが道を渡っていたら彼はどうしていたんだろうか?田中さんの制止を無視して警察に電話していただろうか?

・善行とは何なのか?田中さんを保護したことは善行かもしれないが、大将からしたら迷惑なことに巻き込まれただけなんじゃないかな?

・でもとりあえず、田中さんがずっこけて頭強打して、本物のキョンシーにならずに済んだのだから、まあ良かったのかな。

・今日は給料日だけど、娘が生まれたから、多分お小遣い減るな。

・望むところだ。おれはもう、何もいらない。毎朝ドトールに行くだけのお金さえあれば、それでいい。と強がってみる。

・そう言えば、友里恵の下着はいつだって上下バラバラだったな。

・とりあえずブログタイトルに沿うように、今一度気合い入れ直して、毎日善行を積もう。

 

とかとか。

 

926日火曜日 晴れ。

 

ドトールの自動ドアのセンサーが開きっぱなしの状態でOFFになっていたので、ONにした。一日一善。第75善。ごちそうさまでした。

 

今朝の体重74.9kg

朝 牛丼ミニ、味噌汁、ドトールアイスロイヤルミルクティ

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昼 テリヤキチキンサンド、五目いなり

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夜 バンバンジーサラダ、きゅうりと人参のピクルス

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一日三膳。ごちそうさまでした。また朝牛丼食べてしまった。そこからのドトールアイスロイヤルミルクティ。朝からやりたい放題な今日この頃。

(執筆時間73分)

 

 

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