ジャニーズハラスメントについての考察
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帰宅すると妻が言った。「嵐のファンに不躾に活動休止の話題をふるのは、ジャニーズハラスメントなんだって」
おれは嵐ファンではないのだけれど、昨晩、妻の横でミスターサンデーで流されていた嵐の会見を最初から最後まで全部観た。良いグループだと思った。
2020年末をもって嵐の活動を休止します。とのこと。「長いな」と思った。多分おれは2020年の夏頃には彼らが活動を休止するということを一旦忘れてしまうと思う。
おれの働いている部署には幸か不幸か、おじさんしかいない。おれも含めて100%おじさんで構成されている。部署全員でフロアを移動するためにエレベーターに乗ると、「純度100%おじさんボックス!」と思わず叫びたくなるほどだ。
おじさんAが昼休みに教えてくれた。「嵐って年間300億稼ぐらしいよ」
おじさんBは頭を抱えたそぶりを見せながら言っていた。「嵐が休止したら、おれは一体この先どうしたらいいんだ」それに対して、おじさんC、Dがニヤついていた。
純度100%のおじさん部署ではジャニーズハラスメントになり得る可能性は限りなく0(ゼロ)に近い。
今日帰宅して、妻から「ジャニーズハラスメント」なる言葉を聞いていなかったとしたら、おれは多分ハラスメントをする側に回っていたことだろう。普段は各種ハラスメントには気をつけているつもりだ。先日なんて、ロングの黒髪が素敵だった織田さんが突然ショート(これも結局素敵なのだけれど)にしてきたにもかかわらず、おれは織田さんに一言も何も言わなかったほどだ。
ジャニーズハラスメントに話を戻す。
このハラスメントの難しさは、その対象者の判別が難しいところにある。特に会社という大人の集まる場所では、学校と比べるとよりその判別は難しくなる。なぜならジャニーズのファン(今回は嵐のファン)はそのこと自体を会社の人には言っていないというケースがあるからだ。
おれが知っているだけでも、会社の人に公言していないという嵐ファンの人は二人もいる。彼女たちはそれぞれ別の機会だったのだけれど、同じことを言っていたのが印象的だった。「会社の人にファンだとバレると、有休を取りづらい。コンサートに行きにくくなる」このような理由から、彼女達はファンであることを隠している。
おれのように普段から各種ハラスメントに対して意識を高く持っている人であれば、このブログを読んで以降は、嵐の活動休止については一切口にしないことを推奨する。あなたの隣の小林さんも実は嵐ファンなのかもしれないのだから。
P.S.
もう10年以上前の話だけれど、当時仲良くしていた女の子(ジャニーズの某グループのファン)に「今日はXX君(某グループのメンバー)の誕生日だから、二郎君とはセックスしない」と言われたことがあったのを思い出した。
こういうことを不意に思い出してしまうと、何故だか全力疾走したくなるのはおれだけなのだろうか?